英語の発音や英語を話すことはプリスクールでのアートや遊びなどを通して自然に身につけていきますが、それだけでは英語教育として中途半端。読めるという要素が抜けているわけです。そこで、自分で英語が読めるようになる教育が必要になります。そのひとつが「フォニックス」です。
フォニックスは英単語の発音を学ぶ方法で、音と文字の関係の規則性を学ぶことで「英語が読める」ようになり、付随して「英語が書ける」ようになるものです。発音と文字との結びつきのパターンを覚え、それを組み合わせることで知らない単語でも正しい発音を組み立て、読むことができるのです。読み方の学習ではほかに全体から丸ごと覚えていくホールランゲージという方法もあります。
アルファベットにA(エイ)、B(ビー)、C(シー)…という名前と、a(ア)b(ブ)c(ク)d(ドゥッ)…という音があります。フォニックスはこの1文字ずつの音ができるようになると、子音と母音を組み合わせた2文字の音、そして3文字の音を読み、音と文字がくっつくことで「意味のある英単語ができる」ことを学ばせていくのです。
英語圏の子供たちはこのルールを最初に学ぶそうで、いわば50音表の英語版。最近では英会話学校の初級でも使われていることもあるそうです。フォニックスの規則に当てはまる音は75%ぐらいといわれており、フォニックスを覚えたからといって英語のすべてが読めるようになるわけではありませんが、子どもがフォニックスを知ることで、自分で英語が読める喜びを感じられるのが最大の魅力です。
ところが、このフォニックスを取り入れているプリスクールはそう多くはありません。ネイティブと接し、スクールで英語を使うことで発音や話すことを身につけていくだけで十分だと考えているところもあります。
しかし、考えても見てください。自分の力で英語の絵本を読めた…となったら英語を勉強する気持ちがずっと強くなるだけでなく、自分に自信がもてるはず。子どものためには、「読む」教育が欠かせないと思いませんか?